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2007年6月30日土曜日

古の樫の下で(四人の王イントロ1)





 ロゥレンの森は今や初夏の装いとなっていた。
 木々の葉はその青さを深くし、泉ではオタマジャクシが小さな体を浮き上がらせぬように尾びれをせわしく動かして、泉の底に沈む大きな石に生えた藻をついばんでいた。
 夜ともなれば鬱蒼たる樹林には月光も差さないのだが、ヴェイラリオスの緑に光る両眼には木の葉の細かな色合いや、オタマジャクシの一匹一匹が尻尾を動かす様をはっきりと見る事が出来た。
 「ヴェイラリオス。女王が待っているのよ。」
 淡い灰色の馬に跨って彼の前を進むヴェルーダが、苛立つ様子も無く、しかしはっきりと泉に見入っているヴェイラリオスに釘をさした。
 “楽園の騎士”ヴェイラリオスは女王アリエルの侍女でもある“歌う者”ヴェルーダに連れられて古の樫の元に向かっていた。
 ヴェイラリオスの率いる“楽園の騎士団”が戦場に赴く度にヴェルーダは彼に知恵とその魔力を貸してくれていた。普段はもとより戦場のさなかに有ってもヴェイラリオスは、彼女が苛立ったり怒ったりする所を見たことが無かった。
 「先見の司というのはああいう物なのだろうか?」彼も最初の頃は怪訝に感じていたが今はそれを当然のことと感じるようになっていた。
 「アリエルの用事は急を要するのか?」
 ヴェイラリオスがヴェルーダに問うと、彼女はかすかに笑いながら「それは知らないわ。けれど女王に呼ばれていながら道草を食うアスライは貴方の他には居なくてよ。」と返す。
 女王の御座所でも有る古の樫の下に着くと、既にアリエルは玉座に鎮座していた。
 「ヴェイラリオスに御座りまする。」
 ヴェイラリオスは馬から下り、膝まづいて自身の参上を告げた。
 「蛙の子がさほどに珍しかったのかえ?」アリエルは柔らかい口調でヴェイラリオスに釘をさした。
 ロゥレンの森と一体の存在となったアリエルは、ロゥレンの森の中、時にはロゥレンを遥かに離れた場所で起こる事物を居ながらにして知ることが出来るのだった。
 「春が訪れる毎に生を受ける者を見て、季節の巡りを見ておりました。」
 こうしたやり取りは彼が女王に謁見する時にはいまや恒例のようになっており、ヴェイラリオスはいつも通り言い訳をする様に言上した。
 「もうしばしすると此処に人間が訪れる。そなたにはそこに同席して貰うぞよ。」
 アリエルはそう言い渡すと、時を待たずしてユニコーンに導かれて馬に乗ったブレトニア貴族らしき一人の娘が現れた。
 彼女が両足をそろえて乗る馬はアスライが乗る馬に比べれば鈍重に見えたが、この馬が戦場では完全装備の騎士を背負いながら普段と変らぬ速さで駆け抜けることをヴェイラリオスは知っていた。
 何にせよブレトニアの人間が女王に謁見を許される事はこの千年紀の間でさえ稀なことだった。
 その娘はゆっくりと馬から下りるとアリエルに深々と頭を下げた。
 「ブレトニア国王ルーエンの娘、グィネヴィアと申します。お目通りがかないまして光栄に存じます。」
 「面をお上げなされませ。」アリエルがそう促すとグィネヴィアと名乗った娘は顔を上げた。
 ヴェイラリオスとヴェルーダは彼女が“魔力の風”を操る者である事に気がついた。
 ブレトニア人が“ダムゼル”或いは“プロフェテス”と呼ぶウィザードの1人なのだろう。
 確かに重い鎧に体を押し込んだ騎士等ならば、例え“獅子心王”ルーエン公の特使であってもアリエルが謁見の間まで導き入れる事はしなかっただろう。
 「恐れながらアセル・ロゥレンの女王に申し上げたき議が有って参りました。」 アリエルが目でグィネヴィアに促すと彼女は続けた。
 「極北より再び混沌の軍勢が迫ってきているとの知らせを国王ルーエンより預かって参りました。」    傍から聞いていたヴェイラリオスは首をかしげた。
 (だから何だ?)という事である。
 各地の穢された森から迫り来る獣人達と渡り合う事は珍しい事では無かったが、極北のレルム・オブ・ケイオスから南下する軍勢がアセル・ロゥレンにその手を伸ばすことは殆ど無い事だった。
 先の“終焉の主”アーケィオンによる“渾沌の嵐”と呼ばれる一大南下作戦の折にも、ついにロゥレンの森がその標的になる事は無かった。
 グィネヴィアはさらに続ける。
 「つきましては討伐連合を作る為の助力をお願いしたいのでございます。」というのだ。
 (やれやれ可愛そうに、人間にしては美しいこの娘は、アリエルの機嫌を損ねる為だけに遥々アセル・ロゥレンまでやってきたのか。)
 胸のうちでヴェイラリオスは舌を出した。
 女王の機嫌を損ねた他所者がたった一人で無事に返った試しは、いまだかつて無かった。
 (さてはアリエルは俺にこの娘を狩れと言うのか?謁見を許し望みを与えておいて命を絶つのか?小娘とは言え魔力を操るのなら案外骨のある相手なのかも知れん。)
 早くもヴェイラリオスはこの若く美しい娘を己の鋭い槍で仕留める為の胸算用をしていた。
 そんな事を考えている内にグィネヴィアはアリエルへの奏上を終えていた。
 アリエルはその若い娘に対して「それについては余も憂えておる。余は連合軍議の席に出向く事は出来ぬが、変りに相応しい者を差し向けるであろう。そうお伝えなされい。」と返した。
 (安心して帰る娘を闇討ちにするのか?)等とヴェイラリオスが考えを巡らす内にグィネヴィアはアリエルに恭しく礼を述べるとユニコーンに導かれてその場を後にした。
 それを見てヴェイラリオスは槍を持ち替えて馬に跨ろうとするところへヴェルーダが声をかけた。
 「何処へ行くの?貴方の用はこれからなのよ。」
 「しかしそれでは使いが逃げおおせてしまうじゃないか。」
 ヴェイラリオスがそう返事をすると、アリエルが彼に声をかけた。
 「ヴェイラリオスよ。そなたは今の娘の話を聞いていなかったのかえ?」
 そう問われて彼は少し戸惑いながら「もちろん聞いておりましたよ。今後あのような戯言を申さぬ様にあの娘を血祭りに上げるので御座いましょう?」と返した。
 するとアリエルはその眼に僅かながら苛立ちを現しながらこう言い渡した。
 「楽園の騎士とも有ろう者が随分な早合点をしたものじゃ。」
 ヴェイラリオスは当惑を隠せずに女王に問い直した。
 「さすればどのように?」
 「あの娘と余が話したとおり連合軍議に向かうのじゃ。そなたが”樹海の王君”オリオンを押し立ててのう。」と、こう言った。
 「それは真で御座いますか?」
 「そうじゃ。王が出向くとなればそなたに話すのが筋であろう?王の林に戻ってオリオンに伝えよ。今回の事、オリオンが出向かねば事は収まりますまい。」
 「すると今度の事は、アセル・ロゥレンにも彼奴等の手が伸びると言う事でございますか?」
 ヴェイラリオスはアリエルの言葉に問い返した。
 「ヴェイラリオスよ、いささか質問が多いぞ。とにかくわらわの命じるとおりにするが良い。」
 「こ、これは失礼仕りました。早速仰せの通りに致しまする。」
 女王の言葉にヴェイラリオスは深く一礼し、大樹の下を後にした。
 (やれやれ、勘繰り過ぎてご不興を買ったようだ。) 内心ヴェイラリオスはため息をついた。

遂に始まりました「四人の王」のイントロの第1回目です。
ヴェイラリオスとヴェルーダは私がいつも頼りにしている、樹海の戦士を統べる者です。
これから二人は”樹海の王君”オリオンの従者として”獅子心王”ルーエン公が開く諸王会議に向かうのですが…

コラボ企画「四人の王」開始

今年の夏はファンタジーバトルのイベントが目白押しになっておりまして、7月末からの「ネメシスの冠」や、8月の「ホビーロードショウ」等のイベントに備えて私も準備を進めています。
しかしながら今年はもう一つ私にとって大事なイベントが控えております。

話は5月にさかのぼるのですが、天さんが運営しているblog「BLACK BEARD BANDITS」http://black.ap.teacup.com/higeoyaji/の中で、5.14に天さんがドワーフの至高王「”恨みを背負いし者”ソルグリム」をupした記事のコメントの中で、「鍛えろ!ウォーハンマッスル」http://2.csx.jp/users/warhammer/index.htmlのZONOさんから、「”獅子心王”ルーエン公」とバトルをやってみたいと言うお話が出てきました。
そこで練馬ミニチュアゲームの会のチームメイトでも有る「Miniature Geek」http://sentui.com:8080/SinWiki/pukiwiki.phpのSinさんも場所をとってやってみようと言う流れになってきまして、日頃「ウォーハンマーはもっとスペシャルキャラクターを使ってゲームをするべきだ」と思っていた私は、絶好の機会と思い、「王様リーグって言うのはどうですか?」などとコメントしてウッドエルフの王様「”樹海の王君”オリオン」を引っさげて首を突っ込ませていただく事にしました。

そんな訳でこの4人でリーグ戦を行ってWEB上にアップしてみようと言う企画を行う事になりました。(実は「樹海の戦士の事」を始めた理由の半分はこの企画の為でもあります)
バトルの流れをストーリー仕立てにして、今後「Miniature Geek」をキー(King Of Kings~最強王座決定戦~のタイトルです)にして4人のサイトでフレーバーや、バトルレポートをアップしていきます。
私のblogでは「四人の王」のタイトルで、この記事をupして行く予定です。

この企画を通じて、バトルを観てもらった方たちが自軍の誇るスペシャルキャラクター達を使って熱いバトルを繰り広げて行ったら面白いなぁと考える次第です。

木立の製作+シリウスの伝説




先週のLotr決勝の際に新たに発売されていた情景モデル「木立」を買ってきました。
少しづつパーツを組んでいましたが、今日は夜勤明けで昼過ぎ位から目を覚まして製作を再開する事にしました。
今日はまた近くのツタヤで借りてきたアニメ映画「シリウスの伝説」を見ながら製作を進めました。
「シリウスの伝説」は1981年にサンリオで製作された劇場用アニメーションです。
かつてのディズニー映画の様に長期の制作期間、ハンドトレス、1秒間24枚のフルアニメーション、更に1人のキャラクターは1人のアニメーターが専属で担当すると言う非常に贅沢のつくりのアニメです。
公開当時11歳だった私は詩的な雰囲気のCMは覚えていましたが、劇場に足を運ぶ事はありませんでした。
その後長い間記憶の片隅にうっちゃってあったのですが、先日ツタヤで再開を果たした訳です。
映画の内容は、幻想的な架空の世界に舞台を移した「ロミオとジュリエット」と言った感じでした。
キャストは主役のシリウスにアムロで有名な古谷徹さんと、ヒロインのマルタにDrスランプのアラレちゃんで有名な小山茉美さん、更に内海賢二さん、故武藤礼子さんの様な大物の声優さんや、故宇野重吉さんや、榊原郁恵さんといった方もキャスティングされていました。
また、音楽はすぎやまこういちさん、主題歌はサーカスと、私の好きなスタッフが目白押しでした。
画面も美しく、音楽とのコンビネーションで幻想的な世界を作り出していました。
木立の方ですが、奇怪な曲線を描く幹がオールドワールドらしいおどろおどろしい雰囲気を演出しています。
製作の方ではその曲線的なデザインの為に接着面の合いが悪く、大きな隙間が出来てしまいます。
削って修正するよりも、隙間にパテを盛り付けて行く事にしました。
前後のパーツの貼り合わせの為、接着面付近では方抜きの関係でモールドがのっぺりしているので、グリーンスタッフで隙間を塞ぐ際に、木の表面を表現するべくモールドをつけて行きました。
パーティングラインも枝が入り組んでいる為に消すのが難しいので、途中まで消したところで、プラ用接着剤を塗りつけて古い歯ブラシをこすり付けてみました。
まあまあの効果だと思いますが他のミニチュアには応用できないですね。
葉っぱのパーツはただ漠然とくっつけると完成後も取れやすくなりそうだったので、少しでも他の枝に接着できるように工夫しながら接着してみました。
それから折角の森なので、やはりエルフ達の森を表現するべく各所にグレィドガードや、ドライアドのBOXに入っているパーツで、木の虚や足元に小妖精を配置してみました。
後はペイントをしていきます。
これをゲームで使えると、ゲームの臨場感が一層高まりそうです。

2007年6月29日金曜日

樹海の戦士その7 ツリーキン

樹海の戦士第7回目は、スペシャル枠の精霊ユニット、ツリーキンを紹介します。

ツリーキンは今版から登場した新ユニットで、コア枠のドライアドとレア枠のツリーマンの中間を取ったような外見を持つ「森の精霊」です。
モデルの大きさはオウガやクロキシゴール等と同じ□40㎜ベースとなっており、オウガ等と同様に隊列を組んで行動します。
能力値は、(移)10と、他のアーミーの□40㎜のユニットに比べてやや遅めです。
それに反して(攻)(耐)は共に5となっており、特に(耐)は、同様のユニットの中では最高値です。
スペシャルルールとしては「森の精霊」、「恐怖を引き起こす」、「スカリィスキン(4)」「炎に弱い」が当てはまります。
また、追加ポイントを払うとユニット中1人のツリーキンを「ツリーキン・エルダー」(チャンピオン)にアップグレードする事が出来ます。
4人でユニットを編成して、1人をツリーキン・エルダーにアップグレードすれば完全な隊列を組んだ歩兵ユニットに接敵した場合、(攻)5の攻撃を13回行う事が出来ます。
(攻)と(回)のバランスを考えればウッドエルフアーミーの中では最高水準の攻撃力であると思います。
また(耐)も高く、ワード・セーヴィングも有るので、強力な敵の攻撃をシャットアウトする事が期待できます。

以上の点を見ると非常に強力なユニットのようですが、ウッドエルフアーミーに置いてはちょっと使いにくいユニットであると言わざるを得ません。
実は私も今まで何度かツリーキンを使った事が有るのですが、「ツリーキンが居ても勝った」事は有りますが、「ツリーキンが居たから勝った」事が有りません。
おそらく機動性の問題かと思われます。
(移)10は、決して遅い訳では無いのですが、□40㎜のユニットとしては他のユニットに比べると目劣りしてしまいます。
ウッドエルフアーミーの他の歩兵も(移)10なのですが、横に大きく広がるグレィドガードと隊列を組んで接近戦を行うエターナルガードを除くと、全て「分散隊形」で有る為、横方向の動きで完全に取り残されていきます。
また、エターナルガードについても、前面に展開する人数を5人とした場合、
20㎜×5人=100㎜
なのに対して、ツリーキンは最低限の3人でも、
40㎜×3人=120㎜
となります。
つまりツリーキンは、ウッドエルフアーミーの接近戦用ユニットの中では最も遅いユニットと言う事になります。
この欠点は、複数のユニットの連携機動で戦うウッドエルフのファイティングスタイルを大きく制限します。
ドワーフの様に敵を受け止めて、味方に突撃のチャンスを作るという戦法をとりたくても、ツリーキンはポイントコストが高い為、隊列を組むほどのモデル数を投入する事は出来ませんし、スタンダードベアラーを入れる事も出来ません。
つまり、戦闘結果に固定値を持ち込めないという欠点だけ、ウッドエルフの他のユニットと共通しています。
その為戦闘結果をダメージだけで稼がなくてはいけないのですが、(攻)5の攻撃ではへヴィキャバルリー等、優秀なアーマーセーヴィングを持つユニットに対しては力不足となってしまいます。
グレイトウェポンや二刀流で攻撃力を上げる事も出来ないので、このユニット単体で主力とする事はほぼ無理かな?と思います。
防御力よりも攻撃力に重きを置いて欲しかった所です。
結局他のウッドエルフユニットと同じく、敵の側面を突く事を目的とした戦い方をせざるを得ない様です。
と言っても足が遅い為、機動力で敵の側面に回り込む事は難しいでしょう。
側面を取るためには、ドワーフの様な「金床と鉄槌」の戦法をとる必要が有ると思います。
この場合金床となり得るユニットは、ツリーマンかエターナルガードと言う事になるでしょう。
ただし、ただ並んで配置した場合、大抵の場合敵はツリーキンに突撃し、そのまま戦意喪失に追い込まれて、アーミーの裏側に回りこまれる事になりかねません。
これを防ぐ為には、ドライアド等の分散隊形のユニットをツリーキンの前面に覆いかぶさるように配置し、
1.敵がドライアドに突撃
  ↓
2.ドライアドが戦意喪失して、逃走
  ↓
3.追撃した敵がツリーキンに突撃(敵側ターン終了)
  ↓
4.(自軍ターン)隣にいたツリーマン/エターナルガードが敵側面に突撃
という布陣をし、敵に左右どちらに突撃をするかの選択を迫る戦法しか無いかな?と思います。
この場合、ツリーキンの前面に展開するユニットは犠牲になってしまう上に、敵の側面を取る為ならば、ワイルドライダーの方が、少ない犠牲で簡単にその任務を果たす事が出来ます。
と言う訳で、現在の所有効な使い方を見つけられずにいます。
ミニチュアについてですが、今版のミニチュアの中で私が最初にペイントしたモデルです。
手足のパーツのバリエーションは多く有りませんが、デザイン上取り付け方の自由度が広いので、様々なバリエーションを演出する事が出来ます。
ペイント自体も簡単なドライブラシで綺麗に仕上げる事が出来るので、塗っていて面白いミニチュアです。
出来れば戦場で活躍させてあげたいのですが…

2007年6月27日水曜日

樹海の戦士その6 ブランチレイス

樹海の戦士第6回目は、キャラクター初登場となります。
今回は今版から登場したドライアドのヒーロー、ブランチレイスを紹介します。


ブランチレイスは前述の通りドライアドのキャラクターで、ヒーロー枠を1つ消費してアーミーに編入する事が出来ます。
基本の状態でドライアドに準じて「森の精霊」「恐怖を引き起こす」のスペシャルルールが適用されています。
マジックアイテムを所持する事は出来ませんが、「小妖精」を数の制限を受けずにつれて回る事が出来ます。(たとえ他のキャラクターが連れていても同じ「小妖精」を連れまわることが出来ます)
また、追加で50ptsを支払う事で1レベルのウィザードにアップグレードする事が出来ます。
オールマイティで強力なキャラクターですが、ドライアドのキャラクターと言っても(回)はブランチニンフ(ドライアドのチャンピオン)と同じ3で、またグレイトウェポンの様なオプション武装を持てないので(攻)を強化する事も出来ません。
以上の通りルールを見る限りは器用貧乏な印象を受けますが、実戦においては、かなり使いやすいキャラクターになっています。


まず目を引くのが1レベルウィザードへのアップグレードです。
1レベルのウィザードは呪文をかける力はさほど強くは有りませんが、ディスペルダイスを1個生成する事が出来るようになる為、大きな利点になります。
呪文の方も目標値が高いスペルをかけるのには向いていませんが、「アセル・ロゥレンの魔法大系」の1番目になっている「森の歌」は使用用途が広く目標値も低いので、スペル・ジェネレイトの際には特別な狙いが無ければ1番に振り替えてしまえば良いでしょう。
ただし、あくまでも1レベルに過ぎないので、魔法を積極的に使う為にはスペルシンガー等2レベル以上のウィザードの補助に留めるべきだと思います。

それから小妖精によって、その能力をある程度特化する事が出来ます。
「死の小妖精」(接近戦時d6回(攻)2の毒による追加攻撃)、「憂鬱なる糸吐き」(一騎打ち時、敵のヒットロールの目標値が6+になる)、「モズの早贄」(射程36㎝(攻)4の射撃、常に3+で命中し、見えているすべての兵をターゲットに出来る(合流しているキャラクターも))等、多彩な能力を付与できる為、接近戦や、狙撃要員等の役目を果たす事が出来ます。

「死の小妖精」「憂鬱なる糸吐き」を連れ回れば、かなり強力なキャラクターともそこそこ渡り合う事が出来ます。
実際に一騎打ちで勝つ事は稀ですが、敵の強力なキャラクターが稼ぐ戦闘結果を大幅に低下させる事が出来ます。

「モズの早贄」を連れ回ればグレィドガードの様な射撃力は有りませんが、敵ユニットのチャンピオンや、合流したウィザードをウィザードを狙撃出来るので、たった一発の射撃ですが、敵の急所を突く事が出来ます。
ただし「行進移動」をすると射撃が出来なくなると言う制約はかかるので、合流したユニットの機動を制約してしまう事にも繋がってしまいます。

こんな具合で、最高とは言えませんがどんな役割もそこそここなす事が出来ます。
私の感想としては特別な長所がない器用貧乏と言うより、「器用貧乏に特化したキャラクター」です。
ブランチレイス単体では役不足になってしまいますが、他のスペシャリスト的なキャラクターでカバー出来ない所をサポートさせると大きな戦果を生む事が出来ると思います。

私が使用する際は、「死の小妖精」「憂鬱なる糸吐き」を連れて1レベルウィザードにアップグレードしたブランチレイスを1人編入する事が多いです。
あくまでもサポートなので、あまり人数を増やしても戦果が伸び悩むかな?と思っています。
また、前述の理由でユニットの動きを妨げるので、「モズの早贄」を使う事は稀です。

ミニチュアについてですが、「ブランチレイス ドライシャ」として販売されているメタルミニチュアです。
顔はあれですが、ドライアド達と違って柔らかな女性的なラインで造型されていてちょっと色っぽいです。
枝などの突起物はプラのドライアドに比べるとおとなしい感じがします。
枝を移植してみると更に格好良くなるかもしれません。
ペイントはドライアドに合流してもはっきりわかる様に、思い切って派手な色を使っています。

イントロダクションアップ

昨日6/26にウォーハンマー・バトルキャンペーン「ネメシスの冠」の最初の更新がありました。
とりあえずイントロダクションのみですが、スタートが7月末ですから順当なペースでしょう。
今回は7/28から2ヶ月間との事で、私の仕事が8月半ばまで急がしそうなのでちゃんと参加出来るかと心配していましたが、これなら大丈夫そうです。
「地方の分割」(会場の発表)も公開されました。
今回はエンパイア各地の森林地帯が舞台になっており、私の行動範囲を考えると、「さけびの高原」(HC池袋)、「タラベック境」(東日本オープンロケーション)と「種無し連山」(バトルホリデイ)辺りが中心になりそうです。
もしも時間がとれたら西日本等、他の地域に遠征してみるのも面白そうです。
春に行われた「報復の天使」の様に各地の戦果ポイントで争う様ですが、今回は参加した際に貰える「出陣マーク」と戦闘結果に対して貰える「武勲マーク」が有り、マークに対応してプレゼントが用意されているみたいですね。

今回はロゥレンの森ではありませんが、森林地帯が舞台と言う事ですので、各地に潜む樹海の戦士達が、「血の祝祭」の猛威を振るう事を期待しております!

樹海の戦士その5 グレィドライダー



樹海の戦士、第5回目は今回はコア枠のファストキャバルリーユニット、グレィドライダーを紹介します。
グレィドライダーは、ウッドエルフアーミー共通のスペシャルルール「卓越した射手」(ロングボゥ射撃時、移動によるヒット修正を受けない)、「森を歩むもの」(林による移動ペナルティーを無視)に加えて「ファスト・キャバルリー」が適用されます。

これはスペシャルルールの多いウッドエルフとしては、比較的オーソドックスな部類に入るかと思います。

しかし、ファストキャバルリーでありながらロングボゥを装備しているのが大きな特徴です。

ロングボゥは60㎝(30in)と射程が長い為、通常であれば長距離を移動してから射撃が出来るファストキャバルリーにはオーバースペックとなるのですが、「卓越した射手」とのコンビネーションで、移動して標的を近距離に捉れば修正なしでヒットロールを振る事が出来ます。
通常のファストキャバルリーなら移動して近距離射撃をした場合でも、移動による-1の修正がかかるので、大きな差になります。
とは言っても、普通に編成すればユニットの構成人数はあまり多くはない筈ですから、通常の歩兵ユニットや、重装甲の騎兵等を狙っても戦果を期待するのは難しいでしょう。
それよりも、フェナティックやラットリングガン、一人歩きのウイザード(最近めっきり少なくなりましたが)や、敵のファストキャバルリー等の様な総(傷)数が少なく、アーマーセーヴィングが弱いユニットを標的にするのに丁度良いと思います。
また、ファストキャバルリー本来の利点として、敵ユニットからの突撃を「逃走」で吊り出し、次のターンに再集結+さらに移動という機動が出来、実戦においてもそういう使い方が主になると思います。
装備による特殊性はあるものの、使い方は概ね普通のファストキャバルリーと言って良いでしょう。ただ厄介なのは、やはり装備の問題で、ライトアーマー等の鎧を装備していない為、アーマーセーヴィングが騎乗による6+のみとなっています。
事実上アーマーセーヴィングが無いに等しい数値の為、あらゆる攻撃に対して非常に脆弱です。
射撃に対しては、自動ヒットの攻撃でなければ「森を歩むもの」のルールを利用して林に入ってカバーを貰う等で生存率を上げることが出来ますが、接近戦では敵の攻撃がヒットしてしまうと生き残るのはかなり困難になります。
スピアを装備してはいる物の、有体に言って接近戦は不得手です。
これによって、ファストキャバルリーの役目の一つでもある敵ユニットの吊り出しが、ちょっと困難になります。
側、背面から突撃をしても反撃で討ち減らされてしまうと、不意打ちボーナスを上回って戦闘結果を稼がれてしまう結果になりかねず、最悪の場合「兵力」5を下回って不意打ちボーナスが無くなり、せっかく打ち消した隊列ボーナスが復活してしまいます。
つまり敵から見た場合、「突撃されても構わない敵」または「突撃して来ない敵」と見られて、相手にされなくなると他の主力ユニットの機動をサポート出来なくなります。
これを防ぐ為には、攻撃力を上げたヒーローを合流させるか、グレィドライダーの攻撃力で深刻な被害を与えうるユニットを相手にする等の方法が必要です。
ランスを持ったキャバルリー等はこちらから突撃を決めればランスの利点を帳消しに出来るので、反撃を受けてもある程度持ちこたえる可能性が有ります。(インナーサークル、グレイルナイト等(攻)4以上のユニットに対しては要注意です。)
また、コストが高くつきますが、敢えて敵ユニットの正面に突撃して
戦闘結果負け
 ↓
逃走
で相手の追撃を誘う方法も有ります。
ただしこの場合グレィドライダーが使い捨てになってしまいますので、思い切りが必要です。
それほど強力なユニットではありませんが、代わりを務められるユニットが少ない事(皆無では有りません)やコア枠である事などから、「入れたからと言って強くならないが、居ないと困るユニット」であるかと思います。
私は1ユニット5騎+ミュージシャンで、1~2ユニットを編入しています。
狭いスペースをすり抜けたり、突撃範囲や射撃レンジをかわす為には、最低人数での運用が適当かと思います。
スタンダードベアラーは、マジックスタンダードを装備できない事と、接近戦時に取られ損になる可能性が高いので、入れた事が有りません。
ミニチュアについてですが、写真のものは現在プラBOXで販売されているものです。
作りが細かく、特に馬の造型が秀逸です。
またハンドウェポン等の武器が豪華なので、キャラクター用に取っておいた方が良いかな?と思います。
デコレーションパーツも豊富なので、ミニチュアとしても面白いと思います。

2007年6月26日火曜日

ウッドエルフヒーロー完成”楽園の騎士ヴェイラリオス”





昨晩は久しぶりの夜勤となり、(暫くの間時々やる事になるようです)仕事を終えて帰宅し、1度寝てから目を覚まし、未完成のままだったワイルドライダーヒーローのペイントを行いました。
前回までに粗方の作業を済ませていたので、今回は主にフィニッシュワークです。
槍や剣に絡み付いている蔦状の飾りは、GWの作例では貴金属で作られたアクセサリーの様な表現になっていますが、今回は生きている植物の様な表現にして見ました。
蔓の部分をgraveyard earthでペイントし、葉っぱは下地をタミヤアクリルのX-26ディープグリーンを使い、その上にgoblin green→scorpion green/bilious greenで上げていきました。
一様に同じハイライトにせず、ばらつきを持たせるのが自然に見せるポイントです。
槍の軸を朱にしているのは、武勇の誉れ高い侍が自分の槍を皆朱にするのに習っています。
それから見せ場を作りたかったので、マントに葉っぱの模様を描き込みました。
時々やる表現で、私的に「フォレストパターン」と呼んでいます。
下地を暗めの緑/茶色にして、黒で葉っぱの下書きをしてから明るい緑を乗せていくやり方で、見た目のインパクトが強いのに比べ、葉っぱの模様はあまり精度が要求されない(筆の流れなりに葉っぱとして納得できます)ので、やってみると案外簡単です。
下書きはガンダムマーカーの様なペンが簡単かと思って1度試してみましたが、筆の方が、自然と一定の流れが生まれるので、むしろ簡単なようです。
その他は鎧下や、靴や、ぶら下げているビーストマンの髑髏等を仕上げて完成です。
調子を合わせる為に、馬の方にも少し加筆しました。
このヒーローは、前の版の頃から馬に乗っているヒーローの名前を「楽園の騎士ヴェイラリオス」と決めています。
ちょっとクサい感じのネーミングですが、ウッドエルフのキャラクターはこのくらいロマンチックな名前が調度良いかなと思っています。
楽園の騎士のリペイントが完了したので、「ネメシスの冠」でも再生したヴェイラリオスの力を以ってオールドワールドに「血の祝祭」(原文だとwild huntなのに何故この訳なんでしょう?)の嵐を巻き起こしてやろうと思っています。

2007年6月24日日曜日

6.24Lotrビギナーズ・トーナメント決勝戦


今日は先月から特訓を重ねてきたLotrビギナーズ・トーナメントの決勝戦に行ってきました。
決勝は神保町ホビーセンターの4Fに有るバトルアリーナで11:00からの開始でした。
とにかく遅刻をすると嫌なので、ちょっと余裕を持って会場に向かったところ、10:30頃についてしまったので暫くコンビニで時間を潰そうかと思いましたが、もう来ている人が居るかもしれないと思って会場に行ってみました。
結局私が一番乗りで、手持ち無沙汰だったので準備をするスタッフをお手伝いする事にしました。
その内に出場者が続々と到着し、初めて会う方や懐かしい方、お馴染みの方など面々が揃ってきました。
面子が揃ったところでレギュレーションの確認、組み合わせ等を発表して試合開始となりました。
第1.2試合はシナリオ3「追い詰めた!」を善悪入れ替えて行います。
1試合目はFさんとの対戦で、ダイスロールの結果私が「善なる勢力」でやる事になりました。
試合の方は、脱出を阻むべきターゲットとなるモデルが上手く狙撃できるポジションに入ったので、エルフの弓兵で集中射撃を加えた所、1ターン目で討ち取る事に成功し、大勝利を得る事が出来ました。
2試合目はSさんとの戦いで、前の試合で「善なる~」を使ったので、今度は私が「邪悪なる勢力」を使っての対戦となりました。
ターゲットの選択の段階で、私の唯一のヒーローであるラーツが居るグループは選択されず、「ヒロイックアクション」を使えない状況になったのですが、もう1グループは人数を多くしておいたので、ターゲットとなるウルク=ハイの狂戦士の周りに上手くスクラムを形成し、戦場端まで移動出来ました。
もう少しのところで、敵ミナス・ティリスの弓兵に捕まってしまいましたが、何とか撃退に成功して大勝利を得ました。
休憩を挟んで第3.4試合はシナリオ4「決戦」を同じく善悪交互に行います。
3試合目は関西から参戦のTさんと「邪悪なる勢力」を操っての対戦です。
今回は、幸い相手に射撃武器が無かったので、安心して密集隊形を組んで押し込んでいきました。
終盤敵のヒーロー、グロールフィンデルと渡り合わざるを得なくなり、厳しい戦いとなりましたが、周囲の兵を討ち取って、こちらのヒーロー、ラーツが無傷のまま敵を1/4まで討ち減らす事に成功し、大勝利を収めました。
ここまでかなり良い調子で勝ち進んできましたが、最終戦の相手はなんと池袋予選で2戦2敗を喫した小学生プレイヤーJ君でした。
こちらはエオメル王子率いる14人の精鋭で構成されたアーミーですが、それに対しJ君のアーミーは36人のモリアゴブリンで構成された数で押し込む編成でした。
接近戦に入る前にエルフの弓で少しでも減らそうと思っていましたが、ダメージロールが振るわず、あまり減らせないうちに接近戦に入らざるを得なくなりました。
幸い要所で先制権を取れたので、騎兵の利を生かして敵を討ち取っていきました。
しかしながら敵の数がすさまじく、同じターンにお互いに兵数が半減すると言う状況に陥りました。
兵が半数になると各兵が勇気テストを行い、失敗するとその兵は戦場から逃げ去ってしまうルールがあります。
このターンではJ君が先制権を取り、先に勇気テストをする事になったのですが、(勇)値の低いゴブリン達が軒並み勇気テストに失敗し、ここで一気に1/4まで減ってしまいました。
こちらは勇気テストに自動成功する近衛兵と、エオメル王子の「ひるむな!」の効果を利用して、ここでの脱落者を0で抑える事が出来ました。
このターンの戦闘を、数を減らす事無く持ちこたえる事が出来、エオメル王子も生き残る事が出来たので、こちらの大勝利となりました。
池袋の借りを神保町で返す結果となり、ほっとしました。
採点の時間を置いて、結果発表+表彰となりました。
その結果私が優勝の栄冠を手にする事が出来ました。
細かい結果はその内にGWJのサイトの方にアップされると思います。(アップされますよね!)
優勝のトロフィーとして、9人の「旅の仲間」をはめ込む事が出来る、「バーリンの墓所」のデコレーションベースを頂きました。(旅の仲間もペイントしなくてはならぬようです)
5月の半ばからミニチュアを組み、色々な方に特訓をつけて頂いた結果だと思います。
特に今回大会のレフェリーも努めたSinさんと「おやっさん」事天さんにはLotrを始めてから毎週スパーリングに付き合って頂きました。
1戦1戦が教訓になりました。
それから予選と決勝で対戦してくれたプレイヤーの皆さんとは息詰まる戦いを楽しむ事が出来ました。
それと遊んでいる私の為に命を懸けて戦ってくれたミニチュア達には感謝しています。
これで最早ビギナーとは呼べなくなったと思いますので、今度はグランドトーナメントにも参加していきたいと思います。
有難うございました。

2007年6月23日土曜日

ワイルドライダーヒーロー(2)+風の少女エミリー


今日は池袋オーガでバトルホリデイが有ったのですが、家の用事をする必要が有ったので今回はオミットする事にしました。
用事を済ませた後、作りかけだったワイルドライダーのヒーローのペイントの続きを行いました。
今日は朝に録画しておいたNHK教育で放送してるアニメ「風の少女エミリー」を観ながら作業をしました。
このアニメは「赤毛のアン」と同じLMモンゴメリの原作の小説「可愛いエミリー」をアニメ化したものです。
1997年まで放送していた世界名作劇場に雰囲気が似ています。
名作劇場が好きだった私としては懐かしい感じがします。
とりわけ「赤毛のアン」は好きな番組だったので、「風の少女エミリー」は、毎週興味を持って観ています。
想像や詩を書くことが好きな少女エミリーは、両親を病気で失って母方の実家に引き取られます。
そこで新しく出会った家族や、友達や、先生との出会いとその日常が描かれています。
舞台も「赤毛のアン」と同じカナダのプリンス・エドワード島なので、「赤毛のアン」を読んだり、アニメを観ていた方は、懐かしい気分を味わえるかと思います。
「赤毛のアン」は呼んだのですが、エミリーの方は、まだ原作を読でいません。
せっかくですからアニメを観終わるまでは読むのを控えようかなと思っています。
ミニチュアの方ですが、今日は鎧の金属色と兜飾りの角を中心に塗っていきました。
鎧は前回tin bitzのベース塗りで終えていたので、馬の鎧と同じく、dwarf bronze~mithril silverと上げて行きました。
兜の額の部分だけは、色を変えてみようと思っているので、boltgun metal~mithril silverとしました。
この後インクを使って色味をつけるつもりです。
角はscorched brown→graveyard earth→command khaki→breached boneで仕上げました。
狭いスペースで平行な線を引かなければならないので、有る意味顔を塗るよりも難しいです。
次回は槍や、剣を塗って完成させるつもりです。

6.22最終スパーリング 池袋オーガ

昨日は、いよいよ24日(日)に迫ったLotrビギナーズ・トーナメント決勝戦に備えて最終スパーリングを行うべく、池袋オーガで開催された「バトルナイト」に参加してきました。
今回は7月に行われるFBビギナーズ・トーナメントに参加するZONOさんのFBスパーも行うと言う事で、Lotrの他にFBのミニチュアも持って行きました。
オーガの有るフロアに上がるエレベーターでKTさんと一緒になりました。
KTさんとはバトルナイトやベテランズデイ等で度々顔を合わせる事が有ったのですが、なかなか声をかける機会が有りませんでした。
この機会に話しかけてみようかと思っていた所、向こうから話かけてくれました。
話してみると、このblogも見てくださっているという事で、「意外に見てる人がいるんだなぁ」と少し嬉しくなりました。
オーガに到着して暫くすると、天さん、ZONOさん、Sinさん達が続々と到着したので、ZONOさんと天さんがFBスパー、Sinさんと私がLotrのスパーを行う事になりました。

今回は私が「善なる勢力」でシナリオ4の「決戦」です。
今までの3シナリオとは目的が大きく違って、自分の被害を抑えて敵の被害を広げるのですが、敵ウルク=ハイの石弓を警戒して距離を置いた機動をすることでSinさんの術中に嵌り、敵の多数の主力にこちらの少数の部隊で立ち向かう羽目になり、ジリ貧状態に陥りました。
結局こちらが1/4まで討ち減らされて負けになりましたが、敵のヒーローを討ち取る事が出来たので、相手の大勝利は阻む事が出来ました。

続いて同じくSinさんと善悪の勢力を入れ替えてもう1戦行いました。
今回は相手のローハンの戦士がほぼ全員投槍装備で、非常に距離をとりにくくなりました。
このシナリオは序盤は後手の方が良いみたいです。
結局今回も射撃で距離をコントロールされて、殲滅されてしまいました。
解っていてもなかなか積極的に攻め込めなかったので、かなり悔しいです。

まだ時間が有ったので、今度は天さんと同じくシナリオ4をこちらが「善なる勢力」でプレイしました。
今回はSinさんとの戦いで、いろいろ参考になった部分が有ったので、相手の動きを上手く妨害して各個撃破をする事が出来ました。

3戦やってようやくコツがつかめてきた感じがしました。

イベントが終わって近くの中華料理店で食事を取りました。
今回はKTさんも一緒です。
KTさんは40kでの参加だったので今回はゲームをする事は出来ませんでしたが、KTさんはティラニッドプレイヤーだったので、互いの編成論や、大型ティラニッドの装備について話し合いました。
今度イベントで顔を合わせる時には対戦してみたいと思います。

2007年6月21日木曜日

ワイルドライダーヒーロー(1)



昨日ヒーローの乗馬をリペイントしたので今日は乗り手の方をリペイントするつもりだったのですが、リペイントをした馬を見ている内に手をつけないつもりだった金属部分のムラが気になって、結局この部分もリペイントしてしまいました。
前回はシルバーにインクをかけて金色を表現したのですが、今回は最初から金色で塗る事にしました。
ベースをdwarf bronzeで塗ってからshining gold→burnished gold→mithril silverとグラデーションをかけました。
更に写真を撮った後ですが、dark green inkを薄く流して色味に変化を付けてみました。
それからようやく乗り手の方に移りました。
今日はとりあえず鎧の部分をtin bitzでベースをかけて、後は肌色部分を仕上げるに留めました。
馬の金属部を金色で仕上げたので、乗り手の鎧も金色系統で仕上げていこうと思っています。

2007年6月20日水曜日

騎乗ヒーローリペイント(馬)+デビルマン


来るべきネメシスの冠や、夏の戦いに備えて新しい編成を考えたりミニチュアを整備していたのですが、以前に作った、騎兵戦力を統率する「ワイルドライダーの血族」に連なるヒーローのミニチュアがかなり完成度が低い状態のまま使い続けていた事を思い出しました。
新版になってからかなりの活躍をしたキャラクターですし、「樹海の戦士」でもいずれ紹介する時に仕上げの粗が目立つ様では格好が付かないので、リペイントをする事にしました。
馬も乗り手も仕上げたかったのですが、以前の作業は仕上げが粗かったので、乗り手の方はペイントだけでなく、一部工作もし直す事として今日は馬の方だけリペイントしました。
元々灰色の馬だったのですが、前の状態はcodex grayを主に塗って、ハイライトを入れない状態で止まっていました。
と言う訳で仕事の帰りに近くのツタヤで借りてきたデビルマン(旧TVシリーズ)を観ながら明るい色をかけていきました。
私は旧TVシリーズ以外のデビルマンは、あまり好きでは有りません。
中高生の頃は、原作(永井豪氏のコミック版)の次第に人間性を失ってデーモンになっていく主人公の不動明や、強烈な暴力描写、デーモンとデビルマンの最終戦争で幕を下ろすエンディング等に強いインパクトを感じていたのですが、30歳を過ぎてから見ると、どうも過激な描写で人の目を惹きつけているだけのような感じがしてしまい、次第に興味が失せていきました。
そこでTV版のデビルマンなのですが、こちらは逆に小中学生の頃は、プロレスラーの様なデビルマンのデザインに対して「なんか子供騙しみてぇだなぁ」等と感じてちょっと敬遠していました。(子供であるにも拘らず!)
ところが30歳近くになった頃にちょっと機会があって観て見た所、コミック版とは評価が逆転してしまいました。
TVアニメのデビルマンは、デーモンと戦う力を身につける為にデーモンと合体し、次第にデーモンと化していくコミック版とは逆で、人間世界を破壊する為に使わされたデーモンの戦士デビルマン(この辺のネーミングは子供向けアニメですね)が人間の少女、牧村美樹に一目惚れして同族のデーモンを裏切ってしまうと言うものです。
動機も人間くさいのですが、自分ではその気は無いのに世界の破壊と言う仕事をサボってしまい、自覚の無いまま同族のデーモンから「裏切り者」のレッテルを貼られてしまうと言ったくだりが、絵空事で有りながら妙なリアリティを感じました。
また、愛を知らずに生きてきたデビルマンが、美樹に対してとても不器用で、「美樹を脅かす者を八つ裂きにする」と言う悪魔の文法でしか愛情を表現できない所も観ていてしびれる所です。
と言った具合でデビルマンを鑑賞しながらペイントした馬が写真の様な感じです。
鎧の金属色等は、以前に塗ったもので、今回は最暗部にchaos blackを入れるに留めました。
それから原稿を書いているうちに馬の足元の精霊をもう少し細かく仕上げたくなってきました。
この辺りは乗り手も含めて明日以降に仕上げていこうと思います。

2007年6月19日火曜日

樹海の戦士その4 スカウト

樹海の戦士、4回目はコア枠の分散隊形ユニットのスカウトです。

始めは第1回目のグレィドガードと一緒に紹介しようと思っていたのですが、グレィドガードの紹介が結構長くなってしまい、ミニチュアも違うモデルを使っている事から別に紹介する事にしました。

スカウトはグレィドガードに追加ポイント(5pts)を支払う事でアップグレードされます。
「分散隊形」「スカウト」のスペシャルルールが追加されますが、「グレィドガードのロングボゥ」(近距離射撃の(攻)が4に上がる)は適用されなくなります。
分散隊形になることで、ウッドエルフ共通のスペシャルルール「卓越した射手」(射撃ヒットロールに移動のペナルティーがかからない)は360度の射界を持つ為、それほど大きなメリットにはなりませんし、「森を歩む者」(林による移動ペナルティーを受けない)は分散隊形のルールと完全に被っています。
こう書くとポイントが高いだけで、あまり旨みの無いユニットと言う印象が有ります。
事実最初は私もそう思っていたのですが、勝率が伸び悩んだ際に使用してみた所、その考えを改める事になりました。
いざ使用してみると、「分散隊形」によるメリットは以外に大きく、実戦において意外に高い生存率を示します。
グレィドガードの場合は、近射程に入ると次かその次のターンには相手に突撃を受ける場合が殆どですが、スカウトの場合は毎ターン移動してポジションをずらしながら射撃をする事で、敵からの突撃をかわし易く、射撃を受けた場合にも敵のヒットロールにペナルティーを課す事が出来ます。
また、ここがかなり重要なポイントですが、スペルシンガーやスペルウィーヴァーの様な徒歩のウィザードの合流先として、最適のユニットとなります。
好きな方向に移動し、スペルを唱える際の視界も妨げません。(アセル・ロゥレンの魔法大系に視界が必要なスペルは無いのですが、スペル・ウィーヴァーは生命/獣の魔法大系を使う事も出来ます)
他にも「分散隊形」ユニットは存在するのですが、大抵の場合はスペシャルルールによって合流を禁止されているか、合流によってユニットの性能を大きく落としてしまう事になります。
ウィザードの護衛として使う場合は人数を多めにして、ミュージシャンを入れておくべきでしょう。
接近戦に入った場合を考えてロード・ボゥマン(チャンピオン)を入れておいても良いかもしれません。(ロード・ボゥマンは(射)が高いタイプのチャンピオンですが、状況によって一騎打ちを申し込む等で、ウィザードへの攻撃をそらせる場合が有ります)

編成としては、特に射撃に頼らないならば、グレィドガードの代わりにこのスカウト1ユニットで運用したい所なのですが、編成制限があり、スカウトのユニット数はグレィドガードのユニット数を上回る事はできません。
つまりスカウト1ユニットを運用する為には最低グレィドガード1ユニット10人が必要となります。

私の場合はグレィドガード10人1ユニットと、ミュージシャン付きスカウト7~8人で編成する事が多いです。
この時点で射撃モデルの数が17~18人程度になり、またポイントも、グレィドガードを含めると250pts前後と結構なポイントになってしまう為、1500pts以下では編入が困難です。
2000pts以上からの使用をお勧めします。

ミニチュアについてですが、現在「グレィドガード」として発売されているユニットボックスのプラミニチュアです。
このキットはフードを被ったものと、そうでない物の2種類のヘッドパーツが入っており、フード付きで作るとスカウトと言う事になっているようです。
また、頭部の他に、マントや武器のパーツがボディパーツよりも多く入っており、かなりのバリエーションを作る事が出来ます。
かなりデコレーションの効いたパーツもあり、チャンピオンやキャラクターをコンバージョンする際に役立ちます。

2007年6月18日月曜日

樹海の戦士その3 ワイルドライダー

樹海の戦士、第3回目はスペシャル枠の、エルフにして精霊のキャバルリーユニット、ワイルドライダーを紹介します。

実はコアユニットを先に紹介していこうかと思っていたのですが、いざ紹介をしようとすると、意外とやっつけ仕事でペイントをしておりまして、紹介の前に化粧直しをする羽目となり、とりあえず完成度の高いものを優先する事にしました。

ワイルドライダーは、一昨年第6版対応のウッドエルフが発表された際に追加された新しいユニットです。
新しいユニットは強い事が多いのですが、このユニットについては特にその傾向が顕著で、ユニットにまつわるスペシャルルールが目白押しになっています。
その内容としては
1.血の祝祭
 :ミュージシャンが生き残っている状態で「突撃」すると次の自軍側「ターンの始まり」まで敵に恐怖を引き起こす
2.クルノス神の怒り
 :「突撃」しなかったターンの戦闘で(回)+1(ライダーのみで馬には適用されない)
3.森の精霊
 :「心理ルール無視」+「5+ワードセーヴィング」(魔法による攻撃でキャンセル可能)
4.ファスト・キャバルリー
5.護りの紋様
 :「6+ワード・セーヴィング」+「魔法への抵抗力(1)」
と言う形で5つものスペシャルルールを持っています。
そしてもう1つ重要なのは、能力値の(攻)がエルフでありながら、4となっています。
ウォーハンマーにはウッドエルフの他に、ハイエルフとダークエルフの2つのエルフアーミーが存在しますが、その二つの中で、キャラクターを除いて(攻)4の能力値を持っているのはホワイトライオン・オブ・チャラスのみです。
ワイルドライダーが、最早エルフではなく精霊になってしまった戦士故であるかと思います。

とにかく、スペシャルルールや特例が多いユニットなので、フェアにゲームをする為には事前に相手プレイヤーへの説明は必須です。

上記の様に非常に強力なユニットで、(攻)4でスピアを持っている為、突撃時には(攻)5となります。
これはファストキャバルリーとしては最高で、これの他に(攻)5で突撃できるファスト・キャバルリーは、フレイル装備のケイオス・マローダー・ホースマンのみです。
(接)の高さ、恐怖を引き起こす能力、ワード・セーヴィング等を考えれば、ワイルドライダーは、最強のファスト・キャバルリーと言えるでしょう。(最高と言うには疑問の余地が残りますが)
また、突撃時に敵ユニットを戦意喪失させる事が出来ない場合でも、次の戦闘では(回)が増えるので、余程アーマーセーヴィングの高いユニットでなければ突撃時よりも高い戦果を期待できます。
むしろ側・背面を取って突撃しながら、出目が振るわずに戦闘結果で負けになり、正面を向かれてしまう事の方が問題になる事が多いようです。
その為には、少しでも攻撃回数を増やす事が近道だと思われます。
回数を増やす方法は、キャラクターを合流させるという手もありますが、その他に横幅を増やして接敵モデルを増やす方法が有ります。
通常横幅の広いユニットは移動が困難になりがちですが、ファスト・キャバルリーで有り、かつ林の地形による移動ペナルティーを受けない為、そのデメリットは最小限に抑えられます。
完全な歩兵ユニットの場合、1列5人で4列、或いは予備でもう1列の5列で有ることが多いので、側・背面からの突撃でも、5モデルに左右1ベースずつ接して、最大で7人接敵出来る事になります。
こうなると、攻撃回数に限っては9人編成のランスフォーメーションに匹敵します。
と言う訳で、私が使う場合は、キャラクターも含めて7人で編成する事が主です。(私的に「ワイルド7」と呼んでいます)
ただし、ゲーム序盤ではスペースの関係で、畳んだ状態で配置する事が多く、突撃をすると思われる前のターンに展開する必要が有る為、そのタイミングの見極めが必要です。
射撃や、敵の突撃に晒される心配が無ければ、早めに展開してしまった方が楽でしょう。

また、ウッドエルフアーミーの中でスタンダードを持てるユニットは、他にグレィドガード、スカウト、グレィドライダー、エターナルガードが有りますが、まともに接近戦を行える上に、足が速いユニットは、このワイルドライダーのみとなります。
そこで、ドラゴンに乗ったハイボーン、ツリーマン、オリオンと言った強力だが、スタンダードを持たないユニットを支援すると言った任務にも有効です。
もしも編成上支援に専念するのであれば、7人編成でなくても良いかも知れません。
また、その2のドライアドの回でも書きましたが、ドライアドとコンビネーションさせて、「恐怖を引き起こす」ユニット全体の兵力を上げ、一気に戦意喪失に追い込む戦法も有効です。

弱点としては、セーヴィングがさほど高くない点で、通常は5+ワードに頼る事になりますが、所詮は5+なので、とにかく先手を奪われないようにする事が肝心です。
特に、ディーモンやワイトの様に「魔法による攻撃」が出来るユニットは要注意です。
また、ドライアドと同じく「心理ルール無視」で有る為、敵の突撃を「逃走」でいなす事が出来ないので、とにかく突撃を受けないポジションをとる慎重な機動が必要です。(最高のファスト・キャバルリーと呼べない所以です)

総論としては、鋭い攻撃力と脆さを併せ持つ、新版のウッドエルフの特徴を象徴するようなユニットだと思います。

ミニチュアについてですが、写真の物は現行のメタルミニチュアです。(馬体のみプラスティック)
チャンピオンにちょっと鎧を追加したり、スタンダードの上の飾りを追加してあったりしますが、概ねノーマルです。
コマンドグループはユニットボックスにしか入っておらず、ブリスターはトルーパーのみですが、こう言う物は、出来ればばら売りにして欲しい所です。
個人的には、デザインはその名の通りワイルドで格好良いと思うのですが、指先の造り等の細かい部分がちょっと粗い感じがします。
最近作っているLotrのメタルミニチュアの出来がすばらしいので、特にそう思ってしまいます。

6.17練馬ミニチュアゲームの会

昨日は、我々のクラブチーム「練馬ミニチュアゲームの会」の定例会に参加してきました。
今回はいつも会場の手配をやってくれているMiniature Geekhttp://sentui.com:8080/SinWiki/pukiwiki.phpのSinさんがLotrビギナーズ・トーナメントのレフェリーとして千葉に出張と言う事で、私が金曜日にお会いした際に登録証を受け取り、鍵あけを行う事になりました。
今回はサイト「テレイン倉庫」http://issinissin.hp.infoseek.co.jp/を運営されている一新さんが、長野からいらっしゃる事になっていますので、「来たら誰も居なかった」なんていう事の無い様に、少し早めに会場に入ってテーブル等の準備をしていました。
準備をしている所にアメリカ人プレイヤーのリックさんが到着して一緒に準備を手伝ってくれました。
テーブル配置が出来てしばらく誰も来る気配が無さそうなので、2人でウォーハンマー40kを1500ptsでプレイする事にしました。
今回は久しぶの40kで、事前にはしもと会長(Meltdown Net運営)http://sentui.com:8080/meltdown/index.php?Meltdown%20Netがティラニッドを持ってくると言う事だったので、アーミーが被らないようにスペースマリーン(レイヴン・ガード)を持参しました。
リックさんはエルダーを持って来ていて、ダイスロールでミッションを選択した結果「セキュア&コントロール」(正式な綴りを忘れてしまいました)のΓでプレイしました。
確保するマーカーがマキシマムの5個配置になり、互いにマーカーを抑えて、中、近距離の撃合いの形からゲームが始まりました。
最終的には、私の「キャプテン ケイヴァーン・シュライク」と彼の率いる「シュライク・ウィング」だけは大活躍した者の、敵の大物をもうちょっとのタイミングで討ち取れずに、敵の火力を半減させる事に失敗し、負けとなってしまいました。

ゲームをプレイしている間に、あっきいさん、ジムさん、一新さん、はしもと会長が続々と到着して、段々にぎやかになってきました。
一新さんは、今日はウォーマシンがメインと言う事で、ジムさんとゲームを楽しんでおられました。

40kを終えてから、はしもと会長とあっきいさんの、40kティラニッドvsスペース・ウルフの1500ptsバトルを見物していた所、リックさんがEPIC40kのミニチュアを改造して作った極小ポータブル・ブラッドボウルを見せてくれました。
ポータブル将棋のケースに収まっていて、これなら電車の中でも出来そうです。
私はブラッドボウルは未経験だったのですが、このチャンスにリックさんにイントロをしてもらって体験プレイをしてみました。
リックさんはあまり日本語は堪能では無いので、上手く理解出来るかと不安でしたが相手が英語で話しているのにも関らず、不思議と理解できてしまいました。
身振り、手振りや相手に解ってもらいたい+相手の事を解りたい、という意思が有ると伝わる物なんだなぁ(事と場合によりますが)と感心しました。
ゲームその物は、シンプルなルールで「ちょっと荒っぽいアメリカン・フットボール」の雰囲気を味わう事が出来て、なかなか面白いゲームでした。
「ミニチュア揃えてはじめちゃおうかな?」と思ってしまいました。

それから、はしもと会長にお願いしてLotrのシナリオ4「決戦」の相手をしてもらいました。
時間の関係で最後までプレイする事は出来ませんでしたが、色々な条件を確認する事が出来ました。

その後は、千葉から帰ってきたSinさんも合流し、近くのファミレスで食事を取りました。
その席で「モンスターハンター2」の話題になりました。
「とても面白くて他に何も出来なくなってしまう」等の声を聞いたので、PSPを持っていない私は、出来なくて残念なのか良かったのかと、ちょっと複雑な気持ちになりました。

2007年6月17日日曜日

6.16カラオケ・ファイターズin上野

昨日は、仲間内で集まって上野で開催されたカラオケファイターズに参加してきました。

上野駅で14時に待ち合わせになっており、昨日はかねこさん、TeamAのAさん、ノグチさん他(他と書いた方々は名前を出して良い物かどうか迷ったので、敢えて書かない事にしました。名前を出しても構わない方は連絡くださいね)私も含めて8人が集合しました。
今回は幹事を努めたノグチさんが3時間半でカラオケBOXを確保してくれました。

今回私が歌った内容は
1.笑って許して (和田アキ子)
2.燃えろ!仮面ライダー (水木一郎)
3.Mrサマータイム (サーカス)
4.駆けろ!スパイダーマン (ヒデ夕樹)
5.誓いのバラード (ヒデ夕樹)
6.タイガー&ドラゴン (クレイジーKENバンド)
7.傘がない (井上陽水)
8.チェイス!ギャバン (串田アキラ)
こんな感じだったと思います。(曲名に!が多いですね)
8曲は多過ぎず、少な過ぎず丁度良い曲数だったと思いました。

カラオケを終えて近くの居酒屋で2次会と言うことで1杯行きました。
普段は自動車や、原付を運転している為に酒を控えていましたが、今日はどちらも使っていなかったので、久しぶりに飲みました。
かねこさんと落ち着いて話をするのも久しぶりだったので、人付き合いの話やゲームの話等、いろいろと話が出来ました。
あまり密なペースでやらない事で良い密度の集まりになっているなと思いました。
参加した皆さんもお疲れ様でした。

2007年6月16日土曜日

6.15スパーリング2ndステージ

先日のLotrビギナーズ・トーナメント池袋予選で決勝進出がかなったので、昨日はSinさん、天さんにお願いして、池袋ホビーセンターで、改めて決勝戦に備えたスパーリングをして頂きました。

今回も終業後池袋に出て池袋HCに到着すると、程なく天さんが到着しました。
決勝戦で使用されるは、シナリオ3「追い詰めた」とシナリオ4「決戦」(ゲームズワークショップジャパンのサイトでPDFファイルをダウンロード可能)http://jp.games-workshop.com/resources/lotr/supportpdfs.htmの2つですが、特にシナリオ3を「邪悪なる勢力」で行う場合、アーミーを2つに分割し、なおかつその2つの内相手プレイヤーが選んだ方しか使えないと言う条件になり、かなりの困難が予想されるので、シナリオ3で集中的に稽古を付けて頂く事にしました。

私の編成は決勝を控えているので敢えて書きませんが、天さんのアーミーは、BLACK BEARD BANDITShttp://black.ap.teacup.com/higeoyaji/で紹介されている通り、マゴット爺さんの3匹の犬を除けば足が遅いモデルなので、比較的楽に突破できるかと思いましたが、ホビットの弓は以外に優秀で、最終的に突破がかなったものの、私のラーツに1ダメージが入ってしまった為、大勝利を得る事は出来ませんでした。
試合後の天さんからの講評では目標モデルのカバーの仕方に工夫が必要との指摘を受けました。
(攻)2であっても射撃武器を舐めてかかると痛い目にあうと言う教訓になりました。

続いて2戦目は善、悪の陣営を入れ替えて今度は私が追撃側で行いました。
天さん側はシャルク率いる狼乗りの集団と、ワーグの親玉率いる野生ワーグの集団の2集団でした。
ワーグの親玉は、(武勇)は低いのですが、(戦)(攻)共に高く、また「怯え」も持っている為、今回は敬遠してシャルクの方を選択しました。
ゲームの方は私の騎兵でシャルクを追いかける形になり、何とか取り付いて接近戦に持ち込んでチャンス判定は成功したのですが、足を遅くしようと思ってワーグを殺したのが裏目に出て、騎兵が入り込めない岩の隙間に逃げ込まれ、次のターンの射撃でも討ち取れずに突破を許してしまいました。
標的の足が速いと「善の勢力」でも気を抜けないと言う事が解りました。

2戦目を始める所にSinさんが到着したので、3戦目はSinさんに相手をお願いして再び「邪悪なる勢力」でプレイしました。

今度はSinさん側はローハンの騎士を中心にした編成で、見ただけで苦戦が予想されます。
予想通り早々にエッジから遠い位置で標的を仕留められてしまいました。
ゲーム後の講評では標的を護る為の陣形についてアドバイスを頂きました。
多くの問題点が解って有意義なスパーリングになりました。

その後は近くの居酒屋で、反省会を兼ねて駄弁りながらの夕食となりました。

2007年6月14日木曜日

樹海の戦士その2 ドライアド

樹海の戦士、第2回目はコア枠の精霊ユニット、ドライアドを紹介します。

ドライアドは分散隊形のユニットで、「森の精霊」のスペシャルルールが適用されています。
「森の精霊」ルールは、主に「心理ルール無視」と5+ワードセーヴィング(ただし魔法による攻撃には無効)が適用される物で、ケイオスディーモンのルールとよく似ています。
ドライアドはそれに加えてスペシャルルール「恐怖を引き起こす」が適用されているので、ルール上はまさしく分散隊形のディーモンと言えるでしょう。
能力値は4が並んでいて手数も多く、(敏)値も6と極めて高いので、突撃時以外の接近戦でも、ほぼ先手をとって攻撃出来るでしょう。
また分散隊形の利点を生かせば比較的容易に敵ユニットの側、背面に突撃を決める事が出来ると思います。
それから「分散隊形」に高めの(耐)値、5+ワードセーヴィングや「心理ルール無視」等の条件が揃っているので、味方のユニットを敵の射撃から護るスクリーンとしての役割を負う事も出来ます。
「心理ルール無視」である為、パニックを起こす事も無いので他のアーミーの分散隊形ユニットと比べてもスクリーンとしては最高の能力でしょう。(盾に使うには高コストですが)
初期配置の段階でもなるべく前面に出していくのがいいと思います。
ただし、スケイヴンのラットリングガン等は「分散隊形」と「森の精霊」の両方の利点をキャンセルしてしまうので、注意が必要です。
1人突撃できれば良しと覚悟を決めるか、早めに狙撃してしまうかのどちらかしか無いかな?と思います。
それからキャノンに対しても、視界を塞ぐ事は出来ますが、砲弾が背後のユニットまでお構いなしに飛んでいってしまうので、調子にのってスクリーンを張るとドライアドも後のユニットも一緒にやられてしまうので注意が必要です。
また、ユニットの最小構成人数が8人からとなっているので、最低12×8=96ptsでユニットを編入する事が出来ます。
これはコスト高のウッドエルフアーミーにおいては、比較的安いポイントでユニットが形成できる事になります。
以上の点を考えると、1体12ポイントはかなり低コストだと言えると思います。

いい所ずくめの様ですが、あくまでも分散隊形のユニットなので、接近戦における戦闘結果は不意打ちボーナスを除けば殆どの場合与えたダメージのみで稼ぐ事になります。
完全な隊列を持つ歩兵ユニットは、隊列ボーナス3+スタンダード1+兵力1で計5点の戦闘結果ボーナスを固定値で持っています。
つまり戦闘開始前に既に5点負けている状態からのスタートとなる訳です。
さらに5点のダメージを稼ぐ事が出来てもドライアドにはミュージシャンがいない為、1点の負けとなってしまいます。
つまりドライアドが正面から勝つためには最低でも6点のダメージを与える必要が有り、期待値を基に考えると接近戦で勝つ為には、最低でも側、背面から突撃をして不意打ちボーナスを得るか、ワイルドライダーやエターナルガードの様なスタンダードを持つ他のユニットと連携して接近戦を行う必要が有ります。
特にワイルドライダーやツリーマンと連携した場合は、「恐怖を引き起こす」ユニットの兵力を増やす事になる為、恐怖を利用して敵ユニットを一気に戦意喪失に追い込む事も可能です。
また、ユニットを編成する時の人数ですが、ブランチレイス等のキャラクターを合流させても10人以下で編成するのが望ましいと思います。
編成する人数が多すぎると、敵の隙間に滑り込んだり、敵の視界外に逃れて突撃をかわすと言った機動が取りにくくなります。
「心理ルール無視」である為、敵の突撃を突撃リアクション「逃走」でいなす事も出来ないので、突撃をさせない事が必要になります。
私の場合は8~9人で1ユニット、ポイントに余裕が有るならもう1ユニットで編成する事が多いです。

ミニチュアについてですが、写真のものは現在発売されているプラ製のミニチュアです。
派手な枝ぶりや、ポージングがなかなか生かしていますが、調子にのって派手なポーズで組むと収納ケースに収まりにくくなってしまいます。
またあちこちが鉤状に尖っているので、ケースの出し入れ時にあちこちに引っかかって破損の原因になることが有りますので、意外に気を使います。
もしも旧版のミニチュアを持っている方は、デザインが気にならなければそちらを使うのも良いかも知れません。
ユニット内の1人をブランチニンフ(チャンピオン)にアップグレード出来るので、特徴をつけたペイントや、デコレーションパーツ等を使って見た目に差をつけると良いでしょう。
また、複数のユニットを使う場合は、ユニット別に色調を変えて対戦相手にユニットの違いがはっきり解る様にするといいと思います。

樹海の戦士その1 グレィドガード

昨日の日記で書いたとおり、ウッドエルフアーミーのユニット解説を始める事にしました。
まず記念すべき第1回目はコアユニットから行こうと思い、グレィドガードについて書かせて頂きます。

一般的にウッドエルフといえばこの弓兵を連想する方が多いのではないでしょうか?
ウッドエルフアーミーを使う大抵の方が最初に作るミニチュアもこのグレィドガードではないかと思います。
グレィドガードはロングボゥを標準装備した射撃型ユニットで、射程が長い上に(射)の値も高く、またウッドエルフアーミー共通のスペシャルルールで射撃時に移動によるペナルティーを受けません。
またユニットのスペシャルルールにより、近距離射撃に限り(攻)の値が4に上昇します。
完全に射撃に特化したユニットと言えるでしょう。
「ウッドエルフは射撃が強力」と言うイメージもこのユニットの性能故だと思います。
私も余程特殊な編成でなければたいていの場合1ユニット10人は編入しています。
ただしそれ以上編入する事は極稀です。
私が1ユニットしか使用しない理由は、彼らが射撃以外の仕事は殆ど出来ない為です。
ウッドエルフは高コストのアーミーで、たいていの場合相手よりも少ないモデル数で戦う事になります。
その場合1つのユニットで複数の役割を務めることが要求されるのですが、グレィドガードの場合は、基本的にエルフで有ることから(接)(敏)値は高めですが、他の能力値は凡庸で、アーマーセーブも無い為接近戦には不向きです。
また射撃をする為に、左右に長く広がった隊形をとる上、射撃をする為には「行進移動」も出来ません。
また10人のグレィドガードで120ptsとコストも馬鹿にならない為、特に少ないポイントのゲームでは、動けない戦力が有る事は、時に重荷になることも有ります。
また得意とする近距離射撃は、特に相手が騎兵で有る場合撃つチャンスが非常に限られます。
射撃をする際にはファストキャバルリー等の様なセーブの弱いユニットから狙っていくのが良いでしょう。
敵アーミーによっては射撃による戦果が期待できない場合も有りますので、2000ptsまでは1ユニットで使用するのが良いかと思います。


ミニチュアについてですが、現在はプラミニチュアが発売されていますが、上の写真は最後列手前の1人(この人だけ旧プラミニチュア)を除いて全員が、以前に「ウッドエルフアーチャー」として売られていたメタルミニチュアです。(以前はグレィドガードと言えばスピアマンでした。)
写真には15体のミニチュアが写っていますが、実は全てバリエーションが異なります。
使わないので作っていませんが、スタンダードベアラーを入れれば16種類のバリエーションが存在する事となります。
これだけのバリエーションが有るのはスノットリングを除けばこれが一番ではないでしょうか?

2007年6月12日火曜日

ネメシス計画(樹海版)


以前にもちょっと書きましたが、今夏7月末からゲームズ・ワークショップ・ジャパン(GWJ)でウォーハンマー・ファンタジーバトル(FB)のバトルキャンペーン「ネメシスの冠」が始まります。
春に行われたウォーハンマー40k(40k)のキャンペーン「報復の天使」の様に、全国の戦闘記録を集めて各種族でポイントを争うイベントになる様ですね。
「報復の天使」の際には私は宇宙生物群ティラニッドで参戦していました。
私の操るハイヴ・フリートは残念ながら目覚しい活躍をする事は出来ませんでした。
しかしながら全国のハイヴ・フリートは奮戦し、最高戦果こそ獲得出来ませんでしたが、終盤まで熾烈なトップ争いを繰り広げました。

今回の「ネメシスの冠」では既に「BLACK BEARD BABDITS」http://black.ap.teacup.com/higeoyaji/の天さんが、全国の髭軍団に熱い激を飛ばしておられる模様です。
私も今回のイベントでは、樹海の戦士を操って「報復の天使」の時の様に、熱い戦いを繰り広げたいと思っている次第なのですが、今までは公式戦に出場しても、イベントに顔を出しても、私以外のウッドエルフプレイヤーと顔を合わせる機会は稀でした。

しかし、今年はちょっと様子が違ってきていまして、私の周りでもウッドエルフをメインアーミーに持つ趣味人が少しづつではありますが、増えてきました。
もしかしたら全国でも私と同じ樹海の戦士を操る仲間が増えているのではないか?と期待せずにはいられ無いのです。


そこで、全国に散らばる樹海の戦士達の総力を持って、ネメシスの冠を奪い取ろうではありませんか!!


確かに混沌の軍勢や緑色のあん畜生、帝国軍人や王国の騎士達に比べればその数は少ないかも知れません。
ですが樹海の戦士達は、戦の帰趨は数のみにて決する物ではない事を既にご承知の事と思います。
是非連戦連勝を重ねて、ウッドエルフアーミーのしなやかで鋭い剃刀の様な切れ味を全国の趣味人達に見せてやりましょう!

戦闘開始は7月末なので、これからその期間を利用し、以前からやろうと思っていた事なのですが、私のアーミーを構成する樹海の戦士達を、ミニチュアの写真や私の主観的なユニット評価等も合わせて紹介していきたいと思っています。
皆さんのプレイスタイルと違っていたり、評価や使い方が違うかも知れません。
もしも「僕はスノットとは違ってこんな使い方をしている。」とか「こういう使い方のほうが行けてるんじゃないの?」と言ったご意見が有ったらコメントを入れて頂いたりしたら有難いなぁと思っております。

2007年6月11日月曜日

エルフの戦士リペイント


昨日のLotrビギナーズ・トーナメント池袋予選で決勝進出が決まったので、今度は決勝に向けて”とりあえず塗り”で終えていたミニチュアをリペイントする事にしました。
今回は急がないので、好きなモデルだけを選んでみようと思います。
先ず最初は「善の勢力」の中では最もお気に入りの剣を構えたエルフの戦士を塗る事にしました。(写真上下、共に左側のモデル)
髪の毛をscorched brown一色からdesert yellow→breached boneと明度を上げて、プラチナブロンド風に仕上げました。
鎧のチェーンメイルの部分を資料に従ってtin bitz→shining goldとし、板金部分もshining gold一色だった物から更にburnished gold→mithril sylverとグラデーションをかけ、更にdark green inkでやや色味を変えたシェイディングをかけてみました。
またマントはもう少しグレーに振りながら明度を上げました。
リペイントを終えて、リペイント前のモデルと並べてみました。
直に見ている分には綺麗に仕上がったと思えるのですが、写真にしてアップしてみると殆ど違いが解らないですね。
まぁ半分以上自分の満足の為にやっているので、こんな感じで良いでしょう。

6.10Lotrビギナーズ・トーナメント池袋

今日(日付上は昨日になってしまいましたが)はここ3週間準備を進めていたロード・オブ・ザ・リング(Lotr)ビギナーズ・トーナメントの池袋予選に出撃してきました。
ミニチュアのペイントや錚々たるメンバーによる短期集中特訓の成果が試される舞台となるので、気合を入れて挑みました。
会場となるゲームズワークショップ(GWJ)池袋ホビーセンター(HS)のすぐ近くで今回のトーナメントでレフェリーを努め、私のスパーリングにも力を貸してくれたSinさんと合流し会場入りしました。
今回は私のようにいい歳をした大人2人と小学生3人のエントリーと言う事でしたので、「小学生達に(いい歳した)大人の本気を見せてやるぜ」と内心息巻いてイベントスタートとなりました。
今回の予選はシナリオ1「救援隊」とシナリオ2「占領し守り通せ」の2つのシナリオを、「善なる勢力」と「邪悪なる勢力」の立場を入れ替えて2戦し計4戦を行い、その勝利ポイントを競う形で行われました。
ゲームの展開については、決勝出場者の編成に関る部分が有るので敢えて書かない事にしますが、私の戦績は大勝利2回、敗北2回となりました。
この敗北2回の相手は、累積ポイントの関係で同じ相手(小学生のJ君)との2戦となりましたが、2回とも敗北を喫してしまいました。
大敗北になるのを免れたのが、せめてもの大人の意地です。
全くJ君は末恐ろしい小学生です。
4戦を消化して、結果発表は、
1位通過 J君
2位通過 スノット
3位通過 小学生のT君
となり、予選を通過出来る事となりました。
3週間の間色々な人の力をお借りしたので、予選落ちになったら格好つかないなぁと思っていましたが、予選突破と言うことで一先ず胸をなでおろしました。

実は予選の後、池袋HSで行われているステップアップ・トーナメントのシーズンチャンピオンシップを決めるバトルを行うべく先月優勝のSinさん&天さん組(何だかカトちゃんケンちゃんを彷彿とさせる響きです)のエンパイア500pts+ドワーフ500pts連合vsOさんのオーク&ゴブリン1000ptsのバトルが行われました。
ゲームはサンダラーとモーターでナイトゴブリンの群れを相当したE&D連合が辛勝を奪い取り、Sinさん&天さん組がシーズンチャンピオンの座に輝きました。

その後Sinさん、天さんと近くの居酒屋で、ゲーム談義を楽しみながらお互いの戦勝の祝杯を上げました。

ここの所毎週充実しており、死亡フラグでも立っているのではないかと心配する程です。
ちょっと気を引き締めなおそうかと思案しております。

2007年6月9日土曜日

Lotrミニチュア仕上げ+300


今日はいよいよ明日に迫ったロード・オブ・ザ・リング(Lotr)ビギナーズ・トーナメントの池袋予選に備え、アーミー全体の完成度を上げるべく未完成のミニチュアにペイントを施しました。
先ずウルク=ハイはモデルによって半端になっていたハイライトをtanned fleshで仕上げ、鎧のエッジにboltgun metalをかけて仕上げました。
それからベタ塗りで終わっていた野良ワーグにもグラデーションをかけてみました。
ワーグはいつも比較的早いタイミングでやられてしまうので塗り甲斐が無いような気もしましたが、ミニチュアが大きいので、手をかけると見栄えがはっきり変わってきました。
「邪悪なる勢力」を塗ったところで疲れてきたので気分転換に映画を観ようと思い、新宿まで出ました。
前評判が高いので「300」を観る事にしました。
題材は史実を基にしているのですが、アメリカンコミックが原作になっている所為も有って、全体的にいかにもマンガっぽい感じでした。
またペルシア側が過剰に野蛮に醜く描かれており、ヒーローと悪者(しかもどちらも実在)を過剰に演出する描き方に観ていて何だか嫌悪感を感じてしまいました。(原作がコミックなのでそこまで言っても仕方が無いのかも知れませんが…)
映画を観終わって素直につまらないと思ったのは久しぶりでしたが、一応気分転換にはなったかと思います。
帰宅してから今度は「善なる勢力」のミニチュアにかかりました。
今回は主に騎乗モデルの徒歩バージョンのペイントを行いました。
騎乗モデルとカラースキームはほぼ一緒なので、それ程悩まずにペイント出来ました。
これでミニチュアが未完成と見られる事は無いでしょう。
後は明日の試合で運が味方してくれるのを祈ります。

6.08予選前最終スパーリング

6.10にロード・オブ・ザ・リング(Lotr)ビギナーズ・トーナメントの予選が有るので、昨日は天さん、Sinさんにお願いして池袋のオーガで行われたバトルナイトの場所を利用して予選前の最終スパーリングをやって来ました。

終業後池袋に向かい、会場に着いて暫くすると天さんが到着したので、早速先週やらなかったシナリオ1を私が「邪悪なる勢力」で行いました。
天さんの編成は先日のSMDsと同じ「8人のドワーフ」です。
こちらは相手の突破を阻めれば勝ちなので、こちらが敵に取り付いて消耗し切る前にどれだけ相手を漸減出来るかが勝負だと思われます。
ゲームは序盤で足の速い野良ワーグでドワーフ達に接近戦を仕掛け、負け覚悟で主戦場を突破ラインから離れた所で展開する様に仕掛けます。
ワーグでドワーフに勝てるとは思っていませんでしたが、続く主力が取り付いてもこちらの出目が予想以上に悪く、ワーグはもちろんウルク=ハイもバタバタと討ち死にしていきます。
これは案外あっさりと突破されるかと思いましたが、後半になって今度は天さんの出目がしけり始め、立場が次第に逆転していきました。
最終的にはドワーフキャプテンとギムリ(!)を両方共仕留める事に成功し、勝利を得る事が出来ました。
出目で大きく流れが変わってしまう所がこのゲームの面白い所でも有り、怖いところでも有るなと感じました。

天さんとゲームをしている所に、なんと「来たエロ!ウォーハンマッスル」のZONOさんが来場されました。
blogやmixiではちょくちょくお話をしていましたが、直接お会いするのは本当に久しぶりでした。
ZONOさんもLotrに興味を持たれた様なので、この機会にと思いZONOさんに私の「善なる勢力」を使って貰い、天さんにサポートをお願いしつつ、イントロを兼ねてシナリオ2で対戦をお願いしました。
自分でも覚えたてのルールを説明しながらゲームを進めて行きましたが、何時もの悪い癖が出て後半は殆ど攻防に熱中しておりました。
ZONOさんにちゃんと説明が出来ていたかどうかちょっと不安が残ります。

ZONOさんとゲームをしている所にSinさんが到着したので、天さんとサポートをタッチして頂きました。
せっかくSinさんにご足労願ったのですが、今回Sinさんとはスパーを行いませんでした。
Sinさんには申し訳なかったのですが、ZONOさん、天さんも揃い、何だかゴレンジャーが揃った様な気分になりちょっと嬉しくなりました。(36歳児)

ゲームを終えた後4人で近くの中華料理店で夕飯を食いながら、4人で企んでいる事について相談をしました。(これについてはいずれ)

とにかくゲームをして、久しぶりの友達とも会い、楽しいバトルナイトでした。

2007年6月7日木曜日

ウルク=ハイ



ビギナーズトーナメントに向けてのLotrのミニチュア製作も大詰めになって来ました。
今日はウルク=ハイのペイントを主に行いました。
以前にscorched brownで肌の下塗りを済ませていたので、tanned fleshでハイライトを入れて行きました。
ウルク=ハイは鎧も黒いのでそこそこにして、比較的目立つウルク=ハイの狂戦士に力を入れる事にしました。
やっぱり単調な仕上げになってしまうので、白い手を描きこんでアクセントをつけました。
時間が出来たら他のモデルにも描きこんでやろうと思います。
これでようやく善悪両軍のペイントが一先ず済みました。
後は私の知力が及ぶ限りを尽くして戦ってみようと思います。

2007年6月6日水曜日

ローハンの乗り手+ミラーマン

今日は仕事の帰りに借りていた「ザ・ハングマン」を返しにツタヤに寄りました。
その帰りに近場にありながら普段は入らないビデオ屋が気になりちょっと立ち寄ってみました。
すると前から観たいと思っていた「ミラーマン」のDVDを発見してきました。
「こんなに近くに有るのに何で気が付かなかったんだろう」と思いながら早速入会して借りてきました。
帰宅してから早速鑑賞しながらローハンの乗り手をペイントしました。
ミラーマンを観た友人からは良い評価を聞いていましたが、成る程良ですね。
画面のトーンに統一感があって渋い雰囲気です。
敵の宇宙人が「インベーダー」という漠然とした呼称で呼ばれているのも、謎の敵と戦っている様子が現されていて面白いです。
しばらくはまれそうな気がします。

ペイントの方ですが、今回も写真資料を漁ってみました。
「rohirrim」で検索すると斃れたムーマクをバックに記念写真よろしく3人のローハンの戦士が並んでいる写真が見つかりました。
これも近衛兵と同じで緑はcatachan greenが良いみたいです。
例によって今回もベタ塗り+αで一段落としました。
これでようやく「善なる勢力」のミニチュアが一先ず塗りあがりました。
明日からは「邪悪なる勢力」のペイントにかかりたいと思います。

2007年6月5日火曜日

近衛兵+ハングマン

Lotrのペイントもかなり進んで来たので、そろそろ騎兵のペイントにかかる事にしました。
今日は近くのツタヤで借りてきた「ザ・ハングマン 燃える事件簿」を観ながらローハンの近衛兵を塗りました。
ザ・ハングマンは最近見始めましたが、なかなか面白いです。
現代版(と言っても1980年)必殺シリーズと言う作りですが、仕事人達が人知れず悪人の息の根を止めるのに対して、ハングマン達は悪人達を殺さずに悪事を暴いて世間に晒し、社会的に抹殺すると言うところで差別化を図っているようです。
悪人を自白に追い込む手口はちょっとご都合っぽい所も有りますが、死を装い自らの戸籍を消し、顔を変え、指紋も消し、言わば「生きている死人」となったハングマン達が、非常な戦いに身を投じながらも、かつての生活や家族や友人に未練を残し葛藤する様はなかなか見ごたえが有ります。
ところで、観ていると敵役に「スーパーロボット レッドバロン」で大郷キャップを演じていた大下哲矢さんが出演してました。

本題のミニチュアですが、今回も写真資料を漁ろうと思い、googleで検索してみました。
「rohan guard」で検索すると、幾つかヒットしました。
写真で見るとやっぱりエリートらしく、エオメル程では有りませんがなかなか良い造りの鎧を着ています。
盾やマントはメーカーの作例の写真ではかなり鮮やかなグリーンで塗られていますが、写真ではもっとくすんだ緑が使われている様なので、catachan greenを中心にして仕上げました。
鎧の装飾部分は手をかけるともっと良くなると思いましたが、まだ仕上がっていないミニチュアが残っているので、この辺りで一段落つける事としました。

2007年6月4日月曜日

ロスロリエンのエルフ


6/1から6/3の3日間は、集中的にスパーリングを重ねていましたが、その間ペイントの方はあまり進んでいなかったので、今日からまたペイントサーキットを再開します。
そんな訳で今日は「善なる勢力」の射撃を担うロスロリエンのエルフをペイントしました。
原作では出陣しませんでしたが、映画の中ではヘルム峡谷の戦いでロヒリム達の救援に駆けつけて自ら悲壮な戦いに身を投じます。
その役どころや、装束の格好良さからLotrのミニチュアの中でも最も好きなミニチュアの1つです。
リアリティ重視で比較的地味な色合いのLotrのミニチュアの中にあって黄金の鎧は一際映えます。
今日はとりあえずザッと塗って済ませました。
劇中の鎧の金色はもっと複雑で神秘的な色合いをしているので、本当はもっと時間をかけてとことん拘りたいのですが、あまり凝るとトーナメントにベースコートのままのミニチュアを並べる羽目になりかねないので、とりあえずこの辺りで手を打って、仕上げをするのは後日に譲る事としました。

2007年6月3日日曜日

6.03さいたまミニチュアデイズ+バトルホリデイ浦和合同イベント


今日は、浦和で行われた「さいたまミニチュアデイズ」(SMDs)とゲームズワークショップジャパン主催のイベント「バトルホリデイ浦和」の合同開催イベントに遊びに行きました。
会場までの移動には昨日車検から帰って来たプントを使いました。
車検に出す前に気になっていた点は、大方解決されている様ですこぶる快適でした。
今回は一昨日、昨日と2日間もロード・オブ・ザ・リング(Lotr)のスパーに付き合ってくれた天さんが来場しており、早速スパーリングをお願いしました。
これまでシナリオ1、2とも「善なる勢力」でプレイしてきたので、今回はアイセンガルドのウルク=ハイを中心にした「邪悪なる勢力」を使い、シナリオ2でスパーリングをお願いしました。
天さんの方はギムリを中心にした頑健なドワーフ8人で編成した、少数精鋭型の「善なる勢力」です。
展開は足の速さを生かして、こちらが中央の拠点を確保しながら強力なドワーフ達を食い止める流れで、戦闘は劣勢を強いられましたが、ゲーム終了時に拠点に取り付いた人数のお陰で勝利を収める事が出来ました。
例によってゲーム中の写真は取れなかったので、天さんにお願いして善と邪悪のヒーローの集合写真を撮らせて頂きました。(写真上)
それから今日来場していたざんじさんに以前お願いして、海外から取り寄せて頂いたダイレクトオーダーのみの特別バージョンのウォーダンサーのミニチュアを受け取りました。(写真下)
このミニチュアは6版ウッドエルフアーミー発売時に写真で発表され、このダイナミックなポージングに惹かれ、何時かは欲しいと思っていたミニチュアです。
気合を入れて仕上げてやろうと思っています。
続いてバトルホリデイの小泉ホビーマネージャーに相手を勤めて頂いて、シナリオ1を同じく「邪悪なる勢力」でプレイしました。
今回敵方はゴンドールの重装歩兵で構成されたアーミーで、ドワーフ程では有りませんが強力な防御力を誇る編成です。
こちらの野良ワーグ達は早々に長弓で討ち取られ、戦場の中央で接近戦を繰り広げる事になりました。
結局敵の突破を防ぐ事には成功しましたが、ゴンドール兵の固い防御を崩しきれず、互いに勝利条件を達成できずに引き分けとなりました。
今回のバトルは敵味方入り乱れての混戦の態となりましたが、お陰で敵の分断の仕方や、足の止め方等を覚えられたかと思います。
Lotrのスパーリングを終えて、暫くあちこちの卓を見物していました。
今回「SMDs」の主催をしているかねこさんが、ウォーハンマー40k(40k)の為に巨大な都市のミニチュアを持ち込んで巨大なスクイゴス(最早ミニチュアと呼ぶのも憚られる程の大きさでした)を編入したざんじさん達とプレイをしていました。
やはり40kはテレイン(地形モデル)が多い方が面白い様です。
他の卓では天さんのドワーフVS灰色猫さんのブレトニアの1000ptsピッチバトル(正面決戦)、オーク&ゴブリン(O&G)VSトゥーム・キングの3000ptsピッチバトルが行われていました。
暫くして卓が空いたので、ウォーハンマー・ファンタジーバトル(FB)の対戦者を探すと、我等が「練馬ミニチュアゲームの会」のチームメイトでも有るあっきいさんが応じてくれました。
あっきいさんとは先月練馬で、私のウッドエルフVSO&Gの3000ptsバトルをしましたが、今回はあっきいさんがヴァンパイアカウント(VC)を持参しての2000ptsピッチバトルを行う事となりました。
今回私の方はワイルドライダーを中核戦力とし、ウォーダンサー、ツリーマン等で脇を固める編成で、対するあっきいさんは、ブラックナイトを2ユニット投入する編成でした。
戦いは機動性に勝るワイルドライダーで敵側面に回りこむ展開に成るかと思いましたが、敵のマジックミサイルがクリーンヒットしてしまい、虎の子のワイルドライダーがほぼ無力化されてしまいました。
苦戦は必至でしたが、オルターの血族に属するノーブルや、ツリーマン、ウォーダンサー、ブランチレイス合流のドライアドが奮闘し、終わってみると500pts程度の差で、何とか勝利する事が出来ました。
苦しい戦いでしたが、それ故に非常にエキサイティングなゲームでした。
その後M-seyaさんが来場し、私のフォレストドラゴンの写真を撮りたいとの事で、ホビマネ小泉氏が急遽撮影の為のブースを作ってくれました。
ついでに私もこのblogにもトップに写真を入れたいと思い、”樹海の王君”オリオンの写真を撮影してきました。(トップ写真がそうです)
その後プントにあっきいさんを乗せて今日の戦いを振り返りつつ帰途につきました。
1日3ゲームに新ミニチュア等々とても充実した休日を過ごす事が出来ました。

2007年6月2日土曜日

スパーリング2.5th?

今日は車検に出していたプントが帰ってくる予定になっており、家でLotrのペイントを進める予定でいたのですが、昼ごろになって私の携帯に天さんよりメールが入ってきました。
なんと「邪悪なる勢力」のミニチュアを置き忘れてきていると言うことでした。
全くお恥ずかしい話でしたが、慌てて池袋ホビーセンター(HS)に急行する事になりました。
HSでは昨日スパーに付き合ってくれた天さんとusiさんともう一人、初対面のプレイヤーTさんがLotrの攻城戦をプレイしていました。
大友店長が保管しておいてくれた(いつもお世話になっております)ミニチュアを受け取ってから、攻城戦を観戦しました。
戦力比1:2で行うゲームなのですが、攻撃側が攻城用の戦力や、機材を編成しないと厳しいみたいです。
攻城戦が終わった後、TさんもLotrの経験が私と同じくらいだと言うことで、シナリオ2「占領し、守り通せ」の相手をして頂きました。
勢力はTさんがアイセンガルドのウルク=ハイを使って見たいとの事で、私はエオメル率いる「善なる勢力」で迎え撃つ事となりました。
実は歩兵戦力を強化するべく昨日買い込んだゴンドールの重装歩兵をローハンの軽装歩兵に変えて投入してみました。
結果は足の速いローハンの騎士達が中央の拠点を抑えてから敵ウルク=ハイを迎え撃ち、遅れて到着した歩兵達が空いてしまった拠点を再度確保する方向でゲームが進み、最終的には勝ちを収める事が出来ました。
ようやく槍兵で補強された歩兵の分断の仕方がわかって来た様です。
今日は帰りに食事と言う訳には行きませんでしたが、ファーストフードでホットドッグを食いながら、天さん、usiさんと雑談をして、帰宅しました。
家に帰るとプントが戻っていました。
車検費用はなんのかんので19万近くもかかってしまいました。
明日、浦和のさいたまミニチュアデイズに行く時に車の調子を見てみようかと思っています。

2ndスパーリング 池袋ホビーセンター

昨日は池袋ホビーセンターにて以前から約束していたLotrの2回目になるスパーリングを行いました。
HSに付くと約束していた天さんとusiさんはまだ来られていなかったので、欲しいミニチュアを漁っていると、Sinさんが来店、間を置かずして天さんも到着したので、早速スパーリングを始める事にしました。
シナリオは1の「救援隊」を善の勢力側でやらせて頂きました。
結果は先週に続いてエオメルが仕留められて敗北となりました。
ワーグのルールがちゃんと把握出来ていなかったので、騎兵のメリットを生かせなかったのが大きな敗因だと思います。
続いて到着したusiさんにもスパーの相手をして頂きました。
まだ問題点を解決出来ていなかったので、同じシナリオで対戦をお願いしました。
今回はusiさんのアーミーに騎兵が入っていないこともあって、エオメルと騎兵が逃げ込む事に成功し、勝利を収める事に成功しました。
しかしながら歩兵達は敵槍兵に歯が立たず、突破する為にはまだ工夫が必要な様です。
今度は同じくusiさんとシナリオ2「占領し、守り通せ」をプレイすることになりました。
すべてのモデルがダイスロールで出現すると言うシナリオで、お互いに相手の動きが読めない状態が続きます。
流れは騎兵が中央の拠点に取り付いて、押し寄せる敵兵を抑えると言う展開になりましたが、時間の都合で、3ターン程で終了となりました。
結果は取り付いた兵の人数から引き分けになりましたが、もし続いていたら、押し込まれて不利になっていたと思います。
そんな訳で、相手がGTの決勝出場者ばかりと言う贅沢なスパーリングが終了しました。
今回の結果は6月から開催されている限定イベント「太古からの戦い」に反映されることになり、スペシャルデイに3戦した事も有って、大量のポイントを手に入れることが出来ました。

その後、スパーをして頂いた2人、Sinさんと来店していたタッキー、練馬のはしもと会長と連れ立って大変賑やかな夕食を食いました。
ゲームの後に食事をしながら話し合うのは切り離しがたいセットだと痛感します。